1990年、NYにてリチャード・バルユットを中心に、弟エドワード、紅一点フォンテーン・トゥープスによって結成。プラス/マイナスのジェイムス(バルユット兄弟の末っ子)、パトリックも一時在籍するなどメンバー・チェンジを繰り返しながら、Teenbeat、Caroline、Mergeから5枚のアルバムをリリースし、インディー・ポップのメロディー・センスと、グランジやオルタナのラウドさを併せもつ稀有なバンドとして、スーパーチャンクやヨ・ラ・テンゴらと共にUSインディー・シーンでリスペクトを集め続けるも、01年に活動休止、個々の活動に入る。それから実に10年ぶりに届けられた本作は、まさにUSインディーの良心そのものと言うべき傑作に仕上がった。彼らの帰還を心から祝福したい。
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