ニュー・イングランド出身、フィラデルフィアを経て、現在はブルックリン在住のシンガー・ソングライター、マシュー・ポンドを軸にした、流動的なメンバーによるバンド。現在は5人組。2年ぶり、7枚目となる本作では、彼らの大きな特徴であった叙情性の高いストリングスやフラジャイルな浮遊感よりも、より骨太でソリッドなロック・バンド・サウンド、そして“うた”が完全に前面に出て、聴く者を圧倒する。長くアンダーグラウンドな活動をしてきた彼らが、現在、USの主要都市では1,000人規模のホールもソールドアウトにしてしまうという状況に対峙し、そこから決して逃げることなく、辿り着いた回答として、あまりにも完璧すぎる13曲。 |