サン・フランシスコ近郊のサン・マテオ出身のシンガー・ソングライター。ハードコア・バンドを経て、1996年よりHer Space Holidayとして1人で創作活動を開始。2003年リリースの5th『THE YOUNG MACHINES』で日本デビュー。SUMMER SONICやTaicoclubなど大きなフェスを含め数々の来日、高橋幸宏との共演、TV CM出演などで日本でもすっかりお馴染みの存在に。2011年、突如Her Space Holidayの終結を宣言。7月にまさに集大成と呼ぶに相応しい渾身のラスト・アルバム『HER SPACE HOLIDAY』を7月にリリース。11月には4 bonjour’s parties、そしてアルバムにも参加したCarolineとともに、最後のツアーを敢行。グランド・フィナーレとなった。それから約3年、唐突に本人名義によるシングルが緊急リリース。そして、それから1ヶ月、数々のコラボレーションを重ねてきた日本人イラストレーターであるHeisuke Kitazawa or PCPの個展用に書き下ろした楽曲を収録したEPが到着。PCPの世界にそっと添うような、実にマークらしい優しいインストゥルメンタルが4曲収録されている。
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MARC BIANCHI / A LETTER TO NOWHERE
火曜日, 7月 22nd, 2014MARC BIANCHI
金曜日, 6月 20th, 2014サン・フランシスコ近郊のサン・マテオ出身のシンガー・ソングライター。元々、Indian SummerやCalmといったハードコア・バンドで活動していたが、1996年よりHer Space Holidayとして1人で創作活動を開始。最初期は、箱庭的スペーシー・ポップであったが、2001年リリースの4thアルバム『MANIC EXPRESSIVE』(アートワークはRadioheadの『Kid A』を手がけたShynola)、『THE YOUNG MACHINES』(2003年)、『THE PAST PRESENTS THE FUTURE』(2005年)のオーケストラル・ポップな「エレクトロニカ3部作」で決定的な評価を得る。その後、がらっと方向性をかえ、オーガニックで力強い歌が詰まったxoxo, pandaをスタートさせる。日本でも、2005年のサマー・ソニック出演、盟友The American Analog Setとのカップリング・ツアー、高橋幸宏のソロ・アルバム『Blue Moon Blue』およびツアーへの参加、Joseph NothingとPianaとのコラボ・ユニットThe Heartbreak Moment、xoxo, pandaとして4 bonjour’s partiesをバックに従えての全国ツアー、さらにサッポロビールYEBISU THE HOPのCMに、コーネリアスや曽我部恵一、クラムボン、高田蓮、つじあやのらと並んで、外国人として唯一人出演するなど、すっかりお馴染みの存在となっている。また、台湾でも、国内最大級のロック・フェスティヴァルFormoz Festivalの、休止前最終公演の大トリを務めるなど、絶大な人気を誇る。そんな彼が、2011年、突如Her Space Holidayの終結を宣言。7月にまさに集大成と呼ぶに相応しい渾身のラスト・アルバム『HER SPACE HOLIDAY』を7月にリリース。11月には4 bonjour’s parties、そしてアルバムにも参加したCarolineとともに、最後のツアーを敢行。グランド・フィナーレとなった。その後は、変則的なコラボレーション・ユニットthe boys and girlsや、CMや個展用の音楽を制作するなど、マイペースな活動を続けていたが、表に出てくることはなかった。その間、約3年、2014年6月に、本人名義による配信限定シングル「Wounds」が緊急リリース。配信限定で1曲のみという、彼のつつましやかな性格がそのまま表れたような帰還の挨拶は、待ち続けたファンに熱烈に歓迎される。それから1ヶ月、絵本『The Telescope』をはじめ、数々のコラボレーションを重ねてきた日本人イラストレーターであるHeisuke Kitazawa or PCPの個展用に書き下ろした楽曲を収録したEPが到着。PCPの世界にそっと添うような、実にマークらしい優しいインストゥルメンタルが4曲収録されている。
MARC BIANCHI / WOUNDS
金曜日, 6月 20th, 2014サン・フランシスコ近郊のサン・マテオ出身のシンガー・ソングライター。ハードコア・バンドを経て、1996年よりHer Space Holidayとして1人で創作活動を開始。2003年リリースの5th『THE YOUNG MACHINES』で日本デビュー。SUMMER SONICやTaicoclubなど大きなフェスを含め数々の来日、高橋幸宏との共演、TV CM出演などで日本でもすっかりお馴染みの存在に。2011年、突如Her Space Holidayの終結を宣言。7月にまさに集大成と呼ぶに相応しい渾身のラスト・アルバム『HER SPACE HOLIDAY』を7月にリリース。11月には4 bonjour’s parties、そしてアルバムにも参加したCarolineとともに、最後のツアーを敢行。グランド・フィナーレとなった。それから約3年、唐突に本人名義によるシングルが到着。配信限定のリリースとなる。これが、彼の新章の幕開けとなるのか、それとも気ままなグリーティング・カードなのか、まだわからないが、ひとまずは今の彼の「元気でやってるよ」を心から喜びたい。
xoxo, panda
木曜日, 12月 15th, 2011サン・フランシスコ近郊のサン・マテオ在住のシンガー・ソングライター、マーク・ビアンキによる1人ユニット。元々、ハードコア・バンドで活動していたが、1996年よりハー・スペース・ホリデイとして1人で創作活動を開始する。最初期は、箱庭的ギター・ポップであったが、2001年リリースの4thアルバム『MANIC EXPRESSIVE』で、大胆にエレクトロニカを導入し、絶賛される。続く5thアルバム『THE YOUNG MACHINES』(2003年)では、ヒップホップ的グルーヴも獲得。翌年、日本デビューを果たし、いきなりのスマッシュ・ヒットとなる。同年夏、初来日。さらには、ブライト・アイズ(以前、スプリットで共演経験あり)、フェイントとのツアーを敢 行、キッド606やブーム・ビップらのリミックスを手がけている。2005年リリースの6thアルバム『THE PAST PRESENTS THE FUTURE』のリリースの直前には、サマー・ソニックにも出演を果たし、同アルバムが大ヒットを記録する中、盟友アメリカン・アナログ・セットとのカップリングで来日ツアーを成功させる(京都では13 & GODも参戦)。2006年には、元YMOの高橋幸宏のソロ・アルバムに作詞とヴォーカルで参加したのみならず、合同ツアーも敢行(このツアーの模様はDVD化の予定あり)。その合間を縫うように、ジョゼフ・ナッシングとピアナとのコラボ・ユニットであるザ・ハートブレイク・モーメントのEPや、イラストレーターpcpとのコラボレーションである絵本CD『THE TELESCOPE』をリリースするなど、精力的に活動。そして、2007年夏、三菱自動車「OUTLANDER」のCMにて、「Stand By Me」を唄う彼の声がお茶の間に響き渡る中、新たなユニットであるxoxo, pandaのアルバム『THE NEW KID REVIVAL』が遂に完成。これは決して“サイド・プロジェクト”などではない。『MANIC EXPRESSIVE』『THE YOUNG MACHINES』『THE PAST PRESENTS THE FUTURE』という“エレクトロニカ3部作”にて、ある種の達成感を得た彼が、改めて“うた”の力、そして肉体性を獲得するべく、エレクトロニクスをあえて排除。アコースティック・ギター、ベース、バンジョー、グロッケンシュピール、ドラムなどの楽器をすべて自分で実際に演奏し、そして、ハー・スペース・ホリデイでの囁くような、俯き加減な唄い方と比べると、驚くほど力強く、高らかに歌い上げている。彼が素晴らしいトラックメイカーであると同時に、素晴らしいメロディーメイカーでもあること、そしてアーティストとしてネクスト・レヴェルに到達したことを証明するかのように、とてもプリミティヴでジョイフル、シンガロング度の高い、愛すべき歌たちが詰まった作品となった。同アルバムには、すでにハー・スペース・ホリデイのステージでも演奏されていたお馴染みの楽曲に加え、前述のザ・ハートブレイク・モーメントと、絵本CDのテーマ・ソング「ザ・テレスコープ」のセルフ・カヴァーも収録。さらに、日本盤には、サッポロビールYEBISU THE HOPのCMソング「第三の男」のフル・ヴァージョンもボーナストラックとして収録される。なお、マークは、同CM夏編(7月より1クールオンエア予定)に、コーネリアスや曽我部恵一、クラムボン、高田蓮、つじあやのらと並んで、外国人として唯一人出演し、演奏シーンを披露している。アートワークは絵本に引き続きpcpが担当している。2007年11月には4 bonjour’s partiesをバックに従えて日本ツアーを敢行。以後、4bonはマークの欠かせないパートナーとなる。なお、本作は1年後、本国では再びMush から、HER SPACE HOLIDAYの『xoxo, panda and the new kid revival』としてリリースされており、アーティスト名としてのxoxo, pandaは日本だけの、それも一時期だけのものとなった。
xoxo, panda / THE NEW KID REVIVAL
火曜日, 12月 6th, 2011カリフォルニア在住のシンガー・ソングライター、マーク・ビアンキによる1人ユニット。ハー・スペース・ホリデイとしてリリースした“エレクトロニカ3部作”にて、ある種の達成感を得た彼が、改めて“うた”の力、そして肉体性を獲得するべく、エレクトロニクスをあえて排除、自ら演奏したアコースティックな楽器達をバックに、力強く、高らかに歌い上げている。彼が非凡なトラックメイカーであると同時に、素晴らしいメロディーメイカーでもあること、そしてアーティストとしてネクスト・レヴェルに到達したことを証明するかのように、とてもプリミティヴでジョイフル、シンガロング度の高い、愛すべき歌達が詰まったデビュー・アルバム。