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HEAD LIKE A KITE

木曜日, 12月 15th, 2011

1999年に結成されたシアトルの4ピース・バンドShusiroboのギタリスト、デイヴィッド・エインモによるワン・パーソン・プロジェクト。2006年に地元シアトルのレーベルPattern 25から1stアルバム『Random Portaits of the Home Movie』をリリース。プロデュースとミックスにブライアン・デック(モデスト・マウス、アイアン&ワイン、オーウェン)を、ゲスト・ミュージシャンにエイシャ(スムーシュ)、ダリアス・ミンワラ(ザ・ポウジーズ、プレストン・スクール・オヴ・インダストリー)、デイヴィッド・ウィークス(キンスキー、ザ・コップス)、グレイグ・マーケル、バーバラ・トレンタラーゲ(クルーキッド・フィンガーズ)らを迎えた同作は、タイトルどおり、両親が撮り貯めた古いホーム・ビデオからのサウンド・サンプリングをもとに、ロックはもちろん、ヒップ・ホップからトリップ・ホップ、クラウトロックまで溶かしこんだその過剰なまでの編集センスは、「フォー・テット、ノーツイスト、マウス・オン・マーズ、ディスメンバメント・プランが、ファクトリー全盛期のマンチェスターでパーティーを主催してるよう」「プライマル・スクリーム・スタイルのヴォーカル・ループの上に、ステレオラブのキーボードを、さらにその上に、ソニック・ユースのギターが乗っている」「ブライアン・イーノのギターに、ピンバック調のメロディー」等々、なんだかよくわからない、ありとあらゆる表現によって、各音楽誌にて絶賛される。翌年には来日も果たし、Oak、 Avengers in Sci-Fi、The Telephonesらと共演している。それから2年、LAのMush Recordsに移籍し、2ndアルバム『THERE IS LOUD LAUGHTER EVERYWHERE』が完成。ミックスにブライアン・デック、マスタリングにデイヴ・クーリー(デンジャー・マウス、プレフューズ73、マッドリブ、デーデラス)、ゲスト・ミュージシャンに、エイシャ(スムーシュ)、エリック・コーソン(ザ・ロング・ウィンターズ)、PJ・オコナー(レディオ4)、バートン・キャロル&バーバラ・トレンタラーゲ(クルーキッド・フィンガーズ)、グレイグ・マーケル、ダリアス・ミンワラ(ザ・ポウジーズ、プレストン・スクール・オヴ・インダストリー)等々、前作同様、書ききれないぐらいのインディー・スター達が集結し、ロックでエレクトロニックでヒップ・ホップなビートが、ダンスフロアを熱くする、とても下世話で、でも抗えない魅力を放つ傑作/問題作が誕生した。日本盤には、ノーバディ、ブーム・ビップ、デーデラス、アンティMCによるリミックス、ハー・スペース・ホリデイによる(xoxo, pandaテイストの)カヴァーといった具合に、レーベルメイトが総出演して、彼の移籍、そして日本デビューを祝福している。

HEAD LIKE A KITE / THERE IS LOUD LAUGHTER EVERYWHERE

火曜日, 12月 6th, 2011

1999年に結成されたシアトルの4ピース・バンドSushiroboのギタリスト、デイヴィッド・エインモによるソロ・ユニット。2006年リリースの1stが「フォー・テット、ノーツイスト、マウス・オン・マーズ、ディスメンバメント・プランが、ファクトリー全盛期のマンチェスターでパーティーを主催してるよう」などと評される。翌年には来日も果たし、Oak、 Avengers in Sci-Fi、The Telephonesらと共演している。2008年、LAのMush Recordsに移籍し、2ndアルバムが完成。ゲストにインディー・スター達(The Long Winters, Smoosh, Radio 4, Crooked Fingers, Preston School Of Industry等)が大集結し、ロックでエレクトロニックでヒップ・ホップなビートが、ダンスフロアを熱くする、とても下世話で、でも抗えない魅力を放つ傑作/問題作が誕生した。