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DAVID BAZAN

木曜日, 12月 15th, 2011

シアトルを拠点に活動するシンガー・ソングライター。牧師の家に生まれ、幼少期から青年期にかけて、クラリネットやドラム、ピアノなどを習得し、ビートルズやトム・ぺティ、そしてフガジなどに大きな影響を受ける。1990年代初期には同郷の盟友ダミアン・ジュラードとバンドを組んでいたこともある。このときデイヴィッドはドラムを担当している。1995年にペドロ・ザ・ライオン結成(基本的にはデイヴィッド1人で、必要に応じて友人に参加してもらうという形態)。97年にクリスチャン・レーベルとして有名なTooth & NailからリリースされたEP「Whole」にてデビュー。98年に前述のダミアン・ジュラードも在籍したMade In Mexicoから1sアルバム『It’s Hard to Find a Friend』、99年に同レーベルからEP『The Only Reason I Feel Secure』をリリース。2000年にはキャップン・ジャズ、ジョーン・オブ・アーク、ザ・プロミス・リング、ジェッツ・トゥ・ブラジルなどを輩出したJade Treeと契約、2ndアルバム『Winners Never Quit』をリリース。同レーベルからは3rdアルバム『Control』(2002)、最後のアルバムとなった『Achilles Heel』(2004)がリリース、そして『It’s Hard to Find a Friend』と『The Only Reason I Feel Secure』がリイシューされている。2003年にはシンガー・ソングライターでマルチ・インストゥルメンタリストであるT.W. Walshが正式参加(後にも先にもデイヴィッド以外にペドロ・ザ・ライオンのメンバーとして正式にクレジットされたのは彼だけである)。2005年には突如デイヴィッドがギターをシンセサイザーに持ち替えて、T.W. WalshとともにHeadphonesを結成。モデスト・マウス、マイナス・ザ・ベア、エリオット・スミスなどをリリースするシアトルのレーベルSuicide Squeezeから1枚アルバムをリリースする(以後、特に何もなし)。その後、Walshが個人的な事情でバンドを離れたあと、2006年1月、ペドロ・ザ・ライオン“解散”が正式にアナウンスされる。以後、デイヴィッド・バザン名義での活動を開始する。同年、ヴィック・チェスナット、ウィル・ジョンソン、マーク・アイツェルらと結成したThe Undertow Orchestraとしてヨーロッパ・ツアーを行う傍ら、ソロ名義での初リリースとなるEP「Fewer Moving Parts」を、デス・キャブ・フォー・キューティーを輩出したことで知られるBarsukからリリース。これは5曲をフル・アレンジしたものと、アコースティック・ヴァージョンの2パターンが収録されている。この頃、デス・キャブ・フォー・キューティーのベン・ギバードと、ジョナサン・ライスとともに全米ツアーを敢行している。また、音楽ブログ・メディアStereogumのレディオヘッド『OKコンピューター』トリビュート企画にて「Let Down」のカヴァーを披露したのも話題に。さらにこの年は、Paste magazine誌にて「Top 100 Living Songwriters」に選出されるなど、デイヴィッドの存在感が本国アメリカ、そしてヨーロッパでも大きくクローズアップされた年となる。2008年10月にはインタヴューとホーム・スタジオ・ライヴで構成されたDVD『Bazan: Alone At The Microphone』リリース。そして2009年9月、遂に待望の1stフル・アルバム『CURSE YOUR BRANCHES』が到着。全ての楽器を自分1人で演奏し唄うという文字通りの完全ソロ作品で、ペドロ・ザ・ライオン時代からなんら変わらない、いやより一層滋味溢れるデイヴィッドの唄の魅力が全開。改めて彼が現代最高のシンガー・ソングライターの1人であるということを知らしめる、至高のデビュー・アルバム。

DAVID BAZAN / CURSE YOUR BRANCHES

水曜日, 12月 7th, 2011

シアトルを拠点に活動するシンガー・ソングライター。1995年から2006年までペドロ・ザ・ライオンとして活動。ジョーン・オブ・アーク、ザ・プロミス・リングなどを輩出したJade Treeからのリリースで、USインディー最高の唄心バンドとしての評価を確固たるものとする。2006年よりソロとして、デス・キャブ・フォー・キューティーを輩出したBarsukと契約。そして2009年9月、遂に待望の1stフル・アルバムが到着。全ての楽器を自分1人で演奏し唄うという文字通りの完全ソロ作品で、ペドロ・ザ・ライオン時代よりさらに滋味溢れるデイヴィッドの唄の魅力が全開。改めて彼が現代最高のSSWの1人であるということを知らしめる、至高のデビュー・アルバム。