Archive for the ‘catalog_detail’ Category

noid / STARS : my letter / ストロボ (split)

木曜日, 9月 10th, 2015

サマソニに出演経験もあり、2014年にはCD大賞地方賞も受賞した金沢の6人組noidと、同じく2014年、結成7年にして初のアルバムをリリースし、破竹の勢いを見せる京都の4人組my letterによるスプリット。両バンドに深く関わるシンガーソングライターゆーきゃんのコーディネイトにより実現。どちらも完全新曲。マスタリングは WATER WATER CAMELの田辺玄、アートワークはOLDE WORLDEの沼田壮平、ライナーノーツはゆーきゃんがてがける。

BRAID / NO COAST

土曜日, 5月 9th, 2015

1993年にイリノイ州シャンペーンで結成された4人組。American Football、Mineral、The Get Up Kidsらとともに、EMOシーンを作り上げた、偉大なオリジネイターたるバンド。1998年に、J・ロビンスによるプロデュースで、名門Polyvinylからリリースされた3rdアルバム『Frame and Canvas』で確固たる評価、名声を得るも、1999年に突如解散。2004年にはUSと日本でのツアーのために一時的に再結成するも再び解散。2011年、再々結成を発表。古巣PolyvinylからEPをリリースし、健在ぶりを示す。そして、EMOリヴァイヴァルの立役者であるTopshelfと契約、実に16年ぶりとなる4作目のスタジオ・アルバム『No Coast』をリリース。新旧EMOファンを唸らせる傑作として絶賛を浴びる。そして、このアルバムを引っさげ、盟友American Footballと共に、11年ぶりとなる来日が決定。それを記念して、この最新作に3曲を追加収録し、スペシャル・エディションとしてリリースする。

 

BRAID Japan Tour 2015

aoki laska / ひとりの美術館

金曜日, 5月 8th, 2015

& records初の日本人女性シンガーソングライターとしてART-SCHOOL、Ropes の戸高賢史が絶賛コメントを寄せるなどデビュー前から各方面で話題になっていたaoki laska。レーベルメイトであるfolk squatの平松泰二プロデュースによって、華々しくその才能を開花させた前作から3年、京都への移住、結婚等を経て、改めて歌と向き合った彼女から届けられた2ndアルバム。平松によるアレンジが冴え渡った前作から一転、今回は彼女自身によるプロデュース、楽器はほぼピアノのみ(コルネットに、彼女の夫でもある4 bonjour’s partries、LLamaの日下部裕一が参加)で、シンプルの極みともいえるサウンドながら、録音、ミックス、マスタリングを担当した岩谷啓士郎(トクマルシューゴ、LOSTAGE、Aco、Ryo Hamamoto等)が、空気感までも見事にパッケージし、豊かな響きの中から、耳元で息遣いまで聴こえてくるような、暖かくも力強いアルバムに。アートワークに使用されている絵も自身が手がけている。

 

もう行けない場所、もう描けないうたばかり集めてかざりました。ひとりの美術館へようこそ。

my letter

水曜日, 10月 8th, 2014

2007年結成以来マイペースに活動を続けてきた京都の4人組。京都中のバンドやライヴハウスをはじめとした関係者から愛されながらも、デモCD-Rを3枚発表するのみで、公式なリリースがなかった彼ら、満を持して世に放つ、セルフ・タイトルの1stフル・アルバム。女性によるリズム隊が作り出すグルーヴや、艶やかな2本のギターの絡みからは、ヴェルヴェット・チルドレンとも言うべきUSインディー直系の蒼い匂いを放ちつつ、Vo.キヌガサの甲高い声から放たれる日本語詞が強烈な違和感を醸成し、凡百のギター・ポップ・バンドと一線も二線も画す存在たらしめ、時にアート・パンク・バンドとも評される。そんなバンドの最高な箇所を最高な形で捉えた最高なデビュー・アルバム。

OWEN / OTHER PEOPLE’S SONGS

木曜日, 10月 2nd, 2014

シカゴのEMO〜ポストロック・シーンの、もはや重鎮的な存在であるOWEN=マイク・キンセラ。8作目となる本作は、タイトル通り、初の全曲カヴァー・ アルバム。とはいえ安易な企画盤では全くない。盟友プロミス・リングの名曲をはじめ、そのセレクトは実に“らしく”ニヤッとさせられる。プロダクション は、オリジナル・アルバム以上の繊細さで作り込まれているし、数々の名曲が、OWENの“あの声”で唄われることによって、OWENの曲になってしまう、 そんなマイクの唄心の強靭さを改めて確認することができる、貴重な作品となっている。近年はTheir/They’re/Thereの結成やCap’n Jazz、Owlsの再結成で、ドラマーとしての再評価されているマイクであるが、本作ではシンガーとしての魅力が存分に堪能できる。そして、OWEN ファンが、ここからまた音楽の幅広さ、奥深さを追求していけるきっかけ、指針となるようなアルバムであるとも言える。

THIS WILL DESTROY YOU / ANOTHER LANGUAGE

金曜日, 9月 19th, 2014

2005年に、テキサスはサン・マルコスで結成された4人組インストゥルメンタル・バンド。正式リリースされる前から自主制作CD-RThe Silent Ballet誌の年間ベストの5位に選出されるなど、早くも各方面で絶賛される。その後、メンバー・チェンジやレーベル移籍を経つつも、確実に評価と人気を拡大。全米やヨーロッパで精力的にツアーやフェス出演をこなす。2010年にはDeftonesのツアーに参加。2011年にはブラッド・ピット主演映画『マネーボール』で楽曲が使用され話題に。同郷のExplosions in the Skyを始め、Mogwai65daysofstaticSaxon Shoreら、轟音インストゥルメンタルの系譜を受け継ぐ次世代ポスト・ロックの貴公子が、次のステージに上がったことを高らかに告げる金字塔的作品。

TOMO NAKAYAMA / FOG ON THE LENS

木曜日, 8月 21st, 2014

シアトル在住の日系アメリカ人シンガー・ソングライター。2000年より地元の仲間と結成したAsahiのヴォーカルとして活動を開始する。2004年、同郷のJen Woodのバックメンバーとして来日。弾き語りによるオープニング・アクトが絶賛を浴び、Asahiの日本デビューに。2007年にGrand Hallwayを結成。同年に同郷のArthur & Yuと共に来日、トクマルシューゴをゲストに迎えてツアーを敢行する。これまでに3枚のアルバムをリリース。2013年、映画『Touchy Feely』に出演、演奏シーンも披露し話題に。本作は、そんな彼の初ソロ作。古いローマ建築様式のシアトル・タウン・ホールで、独りで録音。ミックスを手がけたThe ShinsのYuuki Matthewsの功績もあり、Tomoの奇跡のように美しい唄声が、あまりにも幻想的に、感動的に、鳴り響く。

 

TOMO NAKAYAMA / YUUKI MATTHEWS (THE SHINS) Japan Tour 2014

JEN WOOD / WILDERNESS

水曜日, 8月 20th, 2014

シアトル在住のシンガー・ソングライター。1992年よりTattle Taleのメンバーとして活動を開始。98年にソロ・デビュー。ジョーン・オブ・アークのティム・キンセラとスプリットEPをリリースしたり、ザ・ポスタル・サーヴィスのアルバムに参加したりと、USインディー~ポスト・ロック界で絶大な支持を得る。実に5年ぶりとなる本作では、これまでのアコースティック・ギターを置いて、全曲ピアノを中心に、シアトルの気の置けない仲間たちによる力強いバンド・サウンドを基調にしつつ、デジタルな要素も導入した、これまでの中でもっとも華やかなアルバムとなっている。そして、何よりも驚くほど強靭になったジェンの唄。あくまでもマイペースに、しかし確実に先に進むことをやめない、表現者としての凄みすら感じさせる1枚。

MARC BIANCHI / A LETTER TO NOWHERE

火曜日, 7月 22nd, 2014

サン・フランシスコ近郊のサン・マテオ出身のシンガー・ソングライター。ハードコア・バンドを経て、1996年よりHer Space Holidayとして1人で創作活動を開始。2003年リリースの5th『THE YOUNG MACHINES』で日本デビュー。SUMMER SONICやTaicoclubなど大きなフェスを含め数々の来日、高橋幸宏との共演、TV CM出演などで日本でもすっかりお馴染みの存在に。2011年、突如Her Space Holidayの終結を宣言。7月にまさに集大成と呼ぶに相応しい渾身のラスト・アルバム『HER SPACE HOLIDAY』を7月にリリース。11月には4 bonjour’s parties、そしてアルバムにも参加したCarolineとともに、最後のツアーを敢行。グランド・フィナーレとなった。それから約3年、唐突に本人名義によるシングルが緊急リリース。そして、それから1ヶ月、数々のコラボレーションを重ねてきた日本人イラストレーターであるHeisuke Kitazawa or PCPの個展用に書き下ろした楽曲を収録したEPが到着。PCPの世界にそっと添うような、実にマークらしい優しいインストゥルメンタルが4曲収録されている。

MARC BIANCHI / WOUNDS

金曜日, 6月 20th, 2014

サン・フランシスコ近郊のサン・マテオ出身のシンガー・ソングライター。ハードコア・バンドを経て、1996年よりHer Space Holidayとして1人で創作活動を開始。2003年リリースの5th『THE YOUNG MACHINES』で日本デビュー。SUMMER SONICやTaicoclubなど大きなフェスを含め数々の来日、高橋幸宏との共演、TV CM出演などで日本でもすっかりお馴染みの存在に。2011年、突如Her Space Holidayの終結を宣言。7月にまさに集大成と呼ぶに相応しい渾身のラスト・アルバム『HER SPACE HOLIDAY』を7月にリリース。11月には4 bonjour’s parties、そしてアルバムにも参加したCarolineとともに、最後のツアーを敢行。グランド・フィナーレとなった。それから約3年、唐突に本人名義によるシングルが到着。配信限定のリリースとなる。これが、彼の新章の幕開けとなるのか、それとも気ままなグリーティング・カードなのか、まだわからないが、ひとまずは今の彼の「元気でやってるよ」を心から喜びたい。