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&129
noid / 80番シアターの閉館
ノイド / Closing of the 80th theater

サブスクリプションのみ限定配信
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2018.02.28 on sale

Physical
Digital

アルバムから5カ月のインターヴァルで届けられた新曲。
初のサブスクリプション配信のみのリリース。

2017年9月27日に3rdアルバム『HUBBLE』をリリース、翌月リリース・パーティーを金沢と東京で開催、成功させたばかりのnoidが、5カ月のインターヴァルでリリースする新曲。作曲はエイジ、 作詞はゆーきゃんの手によるもの。アートワークの写真はROTH BART BARONの三船雅也、MVは石川県野々市在住のグラフィックデザイナー/ぺインターであるNaganeoが手掛けている。初のサブスクリプション配信のみのリリース。

  • 01. 80番シアターの閉館

“3分”で完結する楽曲、聴くのも作るのも好きだ。 今作も3:07。
昨年発売したアルバム『HUBBLE』も12曲中、半分が3分程の曲である。
変拍子の曲を書くのも好きだけど、シンプルな曲を書くのも好きだ。この曲に使われているコードは4つ。
この4つのコードで、起承転結を3分で表現する、きっと至ってシンプルな、でも1番難しいテーマなのだと思う。
これからも変拍子の曲も書くだろうけど、このテーマとはずっと対峙して行くのだとおもう。
 
作詞はゆーきゃんにお願いした。
自分が書いた曲をゆーきゃんの詞を載せて歌った瞬間、いつも新しい発見をする。
いつも期待や想像を超える作品が送られてくる。
 
僕がゆーきゃんに送ったボイスメモ『新規録音 80』は『80番シアターの閉館』という不思議な響きのタイトルとなって帰ってきた。
これからも、このやり取りを密かに楽しみにしている。
 
エイジ(noid)
 
もしもあなたが1人で夜道を歩く
その心細さと少しの勇気を知っているのなら、
その瞬間 noidの音楽はあなたの味方になるでしょう。
 
三船雅也(ROTH BART BARON)
 
地方都市に住んでいる。
人口減、少子高齢化、財政危機、自分の生活半径の外側で軋む世界-
映画館が閉店を余儀なくされる。
 
ひとびとが、文化が、散開する。
誰からの銃撃を、どんな砲弾を避けるためなのだろうか。
散り散りになったあと、わたしたちに残された戦い方は-
わたしたちは何を創ればいいのだろうか。
 
冷たい雨が降っている。
シャッター商店街が近未来の廃墟とオーバーレイし明滅する、
その青くろい水銀灯の下を若い恋人たちが手をつないで歩いていく。
街の外れの方へ。出口に希望があるか、分からないというよりも、ぼくはそれを信じたいと思う。
 
ゆーきゃん(作詞者より)
 
[80番シアターの閉館]のdemo音源を頂いて、まずその綺麗なメロディラインに心を奪われました。
私はnoidがつくるアップテンポな曲も好きですが、雲雀などのアコースティック主体の曲がとても好きです。
そして次に、そのユニークなタイトルに目がいきました。
シアターの閉館というノスタルジックなイメージと、80番という意味深な数字。
 
私は、シアターで映画を観終わった後というのは、 あの閉鎖された空間で"誰かの人生を追体験"してきたような不思議な高揚感に包まれます。
シアターを出ると、映画を観る前には気にもしなかったチケット売り場にあるもの、カーペットの柄など、そいったものに目がいくようになります。まるで全部同じ色に見えていたものが、一つ一つ彩りを持っていた事に気づいた。ような。
 
このPVの主役である女性は、最初から最後までスマートフォンを離しません。
私はスマートフォンなどでSNSを触っている時、ふと画面から意識が外れた瞬間、
インターネットという存在が私自身を"みているのではないか"というメタな感覚に陥る時があります。
この感覚は、"映画を観終わってシアターから出た瞬間”とかなり似ているのです。
 
そういう意味では誰かの日常を画面越しに覗き見するSNSと、
誰かの作ったフィクションを映像越しに体験する映画は、どこか似ていると私は思っています。
 
PVでは、風景を写すカメラ画面を見つめたシーンや、このPV自体を作成している映像、
映像を見ている人が映像を観ているといったシーンなど、現実に対するメタフィクションをいくつか入れ込んでいます。
 
※ちなみにこれは隠した(小ネタ)ですが、PVが始まり、タイトルが出てから終了するまでに、
ちょうど"80カット"でモノクロだった映像に色がつきます(ラストのシーン。
これはタイトルに合わせた表現であり、
「映画を終わって、世界”日常"に色を取り戻した(あるいはそういう感覚になる)」
といった私自身の体験とタイトルを絡めた遊び心です。
 
Naganeo/
 

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