●ハイレゾ・ファイル(24bit/48kHz)のDLコード封入
●初回限定紙ジャケット(E式ダブル)仕様
SONIC-013
¥2,000 (without tax)
2016.07.13 on sale
解説:岡村詩野
歌詞、対訳(英語詞のみ)付
孤高の天才シンガー/ギタリスト/ソングライターRyo Hamamoto。
2016年に鳴らされるべきロックだけが詰まったサード・アルバム。
バンド名義の前作から4年、ソロ名義としては9年ぶりとなるアルバム。自主制作CD-Rを含めればソロ名義として三作目であり、バンド名義を含めた全国流通盤としても三作目となる。前作以降に書かれ、主に弾き語りのライヴで育て上げられた楽曲を、盟友であり、日本を代表する若手ドラマーの一人神谷洵平(赤い靴、大橋トリオ、Predawn等)をドラム、プロデューサーに、ベースにガリバー鈴木(Predawn等)を迎え、じっくりと、様々な方向性でレコーディング。声、ギター、ベース、ドラムという最もシンプルなロック・ミュージックのフォーマットで描かれる、熟成された楽曲達は、そのソングライティングもパフォーマンスもサウンドも、実験的でありながら普遍的たる高みに達している。先行7インチ・シングルに収録された「Last Train Home」、「カリブに配属」(共に別ミックス)を始め、濱田岳主演のショート・フィルム『Miss Fortune』のエンディング・テーマ「The Photographer」(新録ヴァージョン)、 サイケデリックな「BBQ」など、高純度な全9曲。レコーディングは主にシンガーソングライター笹倉慎介が所有する入間のスタジオguzuriにて行われた。ミックスおよびマスタリングは原真人(細野晴臣、大森靖子、ザ・なつやすみバンド等)が手がける。
ティッシュ・ペーパー・チルドレン / Tissue Paper Children
& records online shop特典:未発表カヴァー曲のDLコード
ライヴではおなじみのカヴァー曲を音源化!ここでしか聴けない貴重なテイクばかりです。全8曲、約37分の大ヴォリューム!
01. Fairest Of The Seasons (Nico)
02. Who Knows Where The Time Goes (Fairport Convention)
03. Simple Twist Of Fate (Bob Dylan)
04. Lovers In A Dangerous Time (Bruce Cockburn)
05. I Don't Wanna Grow Up (Tom Waits)
06. Girl From The North Country (Bob Dylan)
07. Wildest Dreams (Taylor Swift)
08. 暗い路地の行き止まる場所 (The Dark End of the Street:James Carr)
下記店舗にてご購入頂いた方にもお付けします!
LIKE A FOOL RECORDS
more records
FILE-UNDER RECORDS
FLAKE RECORDS
comments
「彼は聴く人の心を震わす真の意味でのソウルシンガーだと思う。アルバムの曲が始まって聴き終るまで、彼の歌に耳も心も委ねてじっとソファーに座っていたくなった(実際そうした)。素敵なBGMにもなるだろうけど、じっくりとディテールを楽しみたい(実際そうした)素晴らしいアルバムだと思う。ヴァン・モリソンは日本に来ないけど、ハマモト君がいるね」
藤井友信(MUSIC FROM THE MARS/OishiiOishii/fresh!/高円寺百景)
「こうべを垂れた黄金の稲穂の中の畦道を歩いていると思えば
車の喧騒の中を擦り切れた心地で肩がぶつからない様に歩いている
ボロの船は口を開け満帆に風を溜め込んで夕暮れ時をかけてゆく
あまりにも広大な海に酒の残り香をばらまきながら
愛おしい景色を尻目に何処に行こうとしてるんだろう
せっかく出逢えた誰かがそばに居ても
もうそこにあるのは悲しい肉の塊が二つ同じ火を見てるだけ
でもいつかそれが どんな時間だったのか気づくだろう
たった数十分の中の幾重にも折り重なったパラレルワールドです
それが日本なのかアメリカの牧草地なのかカリブの海なのかアイラ島なのかは
聴く人によって全く違うんだろうなと思う
聴く人によって受け取り方が全く違うって 沢山の人に聴かれるべき音楽だなぁって思う
Ryo Hamamoto君がこうして純文学的な感性で音楽に向かい合ってくれている事が
僕みたいな作曲家に勇気をくれます
皆さん是非 手に取って聴いて下さい
名盤だと思います」
ササキゲン(KUDANZ)
「"「人間と関わるな」そう言われて育った妖怪が、ひとりの娘と出会ったことをきっかけに人間に心を開いていく。そして遂に妖怪はある決断をした。"
僕はこのアルバムを聴いたときそんな映画を鮮明に思い出した。どこにもない、そんな映画を」
金子直樹(UHNELLYS)
「Ryo Hamamotoの新作を待ち望んでいた。
Ryo Hamamotoのこんな新作を待ち望んでいた。
その声やソングライティングは言わずもがな、
彼のギターサウンドのファンでもある僕は2007年「Leave Some Space」からのファンだ。
しっかりと踏み固められた彼の足元。
僕たちは安心してこのアルバムにもたれてどこにだっていける」
草階亮一(halos)
「1曲目の1音目で確信して、その直後の歌で信頼した。
僕は彼の声が「音」として大好きで、Ryo Hamamoto、ガリバー鈴木、神谷洵平が
これまでの経験で得た音もとても豊かでそれだけで説得力があるのに、
原真人氏のmixによって普遍性が増している。
だから、僕にとって今回の「THIRD」は「音」のアルバムだ。
それも新鮮なのに芳醇な最高の「音」が詰まった傑作になっている。
そして、また1曲目の1音目が聴きたくなっている。
そんな「音」をたくさんの人に体感してほしい」
なるけしんご(ニンニ / ti-ti.uu)
「目の前の凄く近くで浜本さんが歌っていて、ギターアンプは少し離れたところにあって、ドラムやベースやピアノも、浜本さんを囲むように少し離れたところにある。その距離感がとてもパーソナルな感じと、節度ある遠さを表しているような感じがした。丁寧でありラフでもある。沢山のものが折り込まれた作品だと思いました」
吉田ヨウヘイ(吉田ヨウヘイgorup、Ellipse)
「Ryo Hamamotoさんの新作。前作から一貫した、そこはかとないサーフ感はそのままに、今作はより歌心を感じさせてくれるポップな仕上がり。カラッとしたアメリカンロックを思わせるサウンドワークですが、レイドバックしすぎず、立体的に構築されていて、最後まで飽きずに楽しめる作品です。自由度と振れ幅の広い楽曲群は見慣れた日常を旅の景色に変えてくれます。一滴一滴大事に落としていったコーヒーを飲んでいる様な滋味にあふれたサウンドで、Ryoさんの人柄や姿勢のようなものが伝わってくる良作です。初めて聴かせていただいた時にあまりに音が良くて、なんじゃこりゃ!と思ったらハイレゾでしたwこんな音で録れたら、確かに聴かせたくなるのも納得。CDにはハイレゾのDLコードもついてるということなので、皆様も是非ハイレゾで聞いてみてください。世界が違って見えますよ!素敵な作品を聴かせてくれて、ありがとうございます」
中野陽介(Emerald)
「コメント一言で良いのよ、と言われ、一言じゃ表せないのがRyo Hamamoto氏の音楽。きっと僕はこの音の良さの15分の1くらいしかわかってないんだと思います。非常に懐の深い音楽。とりあえずまた一緒に飲んでください」
辻友貴(cinema staff / peelingwards / LIKE A FOOL RECORDS)
「ハマモトくんの歌を初めて聴いたのは鼻歌だったんだけど‥その時点で泣けたのよ! ホントよ! 俺がその歌声持ってたら死ぬほど調子に乗ってると思うんだけど‥地に足着いてる安心感と説得力がこの作品から一発で伝わる! ライブ観に行ったら泣いちゃうなあ〜おっさんのくせに」
ケイタイモ(WUJA BIN BINなど)
「もうどうしようもないくらい完全に最高なロックミュージック。
冒頭からやられた。
もう泣きそうな興奮がずっと止まらない。
アウトラインされた、デザインされた、デフォルメされた…
本来ならそういうのってロックとは(僕の中では)言わないんですが、
どうもそういうものがありがたくロックとして蔓延る昨今に、
ホンモノだけが鳴らすことのできる音と唄がこれでもかと詰まってました。
ハマもっさんならハズさないと僕は疑うことはなかったですが、
こうしてまじまじと作品を聴くと
「カッコいいとはこういうことサ」
と紅の豚のキャッチコピーよろしくな、その響き、その空気感、
メロディのみずみずしさ、リズムの豊かさ、
どれを切り取っても世界に名だたるロックアルバムの名盤達に
肩を並べることの出来る大傑作だと確信します」
senoo ricky(シンガーソングライター、ドラマー:LLama、YeYe etc.)
「リバーブのレイヤーが成す音場が独特な時の流れを作っていて、
孤独なような、満たされているような、
明るいような暗いような、
パーソナルな作品だけど開けている、
合わせ鏡の前に立ったときのような途方もない奥行きや
不思議な質感を持つ現代オルタナティヴブルーズの傑作!
素敵な刺激ありがとうございます」
赤倉滋(LOOLOWNINGEN & THE FAR EAST IDIOTS)
「Ryo Hamamotoの新作を聞いた。厳密には聞き続けている。最初の一音目から、90年代オルタナっぽいなぁと思った。彼の音を聞くといつもそう思う。なんだ、そりゃと自問自答してみた。90年代は音楽を聞き漁っていた時期だった。当時の自分にとって90年代オルタナの匂いは、これまで出会った事のない大切な「音楽」だったのだ。そして、歳を経て今感じるこの匂いは、月日は経って2016年になったけど、変わらず大切な「音楽」だった。ミュージシャンやってて良かったと思う瞬間のひとつに、最高のライブをした後の帰り道食う旨いラーメンと、友人の新作が最高だった瞬間っていうのがある。サンキュー、Ryo Hamamoto!今度、残ってたら、食事券で王将行って乾杯しよう」
マドナシ(キツネの嫁入り)
「聴いてるこっちが今という時代の旅人である、というか誰もが過ぎ行く旅人であることにちゃんと気づかせてくれる、そんな磁場を持ったマジカルな作品ですね。 彼の日本語の歌と、UK・USっぽさもありつつそのどれでもない音像とのハモりも最高ですが、M5・M7のように英語詞で歌うと一気に無国籍感が増してゾクゾクします。 個人的にはやはりM1の澄んだ美しさに惹かれました」
高橋智樹(音楽ライター)
「楽曲や歌自体には高い普遍性がありつつ、 プロダクションのさじ加減で決して古さは感じさせない、 今の時代には珍しい、非常に稀有なバランスの作品。 ただ、それを狙ったという意図は微塵も感じられず、 シンプルにいい作品を作ろうとした結果が本作なのだろう。 そこにRyo Hamamotoという人の誠実さと愛らしさを感じる」
金子厚武(音楽ライター)
「美しいメロディに乗って運ばれてくる、不穏さを孕んだ歌詞に耳を奪われる。純白のドレスの下に仕込まれた、13本のマチ針に心臓を突き刺されました」
清水祐也(音楽ライター/Monchicon!)
「どこにも帰る場所をもたない人の歌ーーそう、つまりはロックンロール。なにものにも縛られず、どこまでも自由で、すこしばかり無責任で、それでいて名も知らない誰かの幸せを心から祝福しているかのような、そんな歌の数々がここからは聴こえてくる。浜本亮は今日もどこかで歌っている。どんな属性にも支配されない、約束の地を求めて」
渡辺裕也(音楽ライター)
「最後の曲が終わった瞬間、自分がどこにいるのかわからなくなってしまった。
シンガー・ソングライターRyo Hamamotoが、
朋友の神谷洵平とガリバー鈴木を迎えて3人で紡ぎ出した音のタペストリーは、
聞き進むうちにディープでパーソナルな世界を開示する。
シンプルなのに、豊潤。シリアスなようで、遊び心もたっぷり。
懲りずに今日もまた、あの不思議な場所へと迷い込みたくなっている」
黒田隆憲(音楽ライター/SHOEGAZER DISC GUIDE監修)
「ちょうど、k.d.ラング、ニーコ・ケース、ローラ・ヴェアーズのコラボ作品を聴きまくっていたのですが、それとの聴き合わせの相性もとってもよくて。邦楽離れしていますよね。それは歌詞に英語を取り入れているからということではなくて、音の質感というか、バランスなのでしょうか。すごく生々しい音だけど聴き手との絶妙な距離は保たれている。邦楽の「歌」って時々不躾なくらいに押せ押せでくるけれど、それがなくてホッとします。楽器と歌のアンサンブルが自然で。録音時のちょっとした雑音を残しているあたりで、ふと気が抜けるのもいい感じです。アメリカの荒野をドライヴしている時に感じる寂寥感がずっと続いているような、それはちょっと怖くもあるけど、その怖さや不安がやけに心地よかったりもするわけです。そんな部分は、私が大好きなJason Isbellとも通じる部分がありそうに思えます。素晴らしい音楽をお届けいただき、ありがとうございました!」
赤尾美香(音楽ライター)