悲しくも美しきサッドコアを奏でるシカゴ出身の男女デュオ。
5年ぶり、4枚目となる、集大成的フル・アルバム。
1999年より活動。シカゴという“音響派”出身ならではの繊細な音作り、ピアノやストリングスの叙情的な響き、そして悲しくも美しい二人の唄心が感動的で、“スロウコア”“サッドコア”の新たなる旗手として脚光を浴びる。05年、Telefon Tel Avivプロデュースによる3rdで音楽的にもセールス的にも大きな飛躍を遂げるも突然活動休止、ソロ活動に入る。08年、初の来日ツアーで復活を果たす。実に5年ぶりとなる本作はTelefon Tel Avivをはじめ、 Bonnie Prince Billy、Pulseprogrammingといった盟友たちが参加。2人の強靭な唄を軸に、様々なコラボレーションを通して生まれた芳醇なトラックが花を添えるという前作からのスタイルが完全に実を結び、5年の不在を埋めてあまりある傑作が誕生した。
- 01. DARK CORNERS I
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02. NOTHING CAN TEAR IT APART
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03. BIG AIR KISS
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04. BOYS
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05. WHEN THE SHIP SINKS
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06. BLACK WIND
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07. EITHER WAS THE OTHER’S MINE
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08. WINTER LOVES SUMMER SUN
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09. THIS BRUISE
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10. TELEPATHIC
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11. DARK CORNERS II
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12. FAVORITE FLAVOR
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13. YOU DON'T KNOW
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#12, 13 = BONUS TRACKS FOR JAPAN
NOTHING CAN TEAR IT APART
WINTER LOVES SUMMER SUN
comments
「これから、この胸をかきむしるような切なさと感動を以て、
僕の2010年が優しく彩られてゆく…
こういうのを、美しい音楽っていうんだ」
ミト(クラムボン)
「前作のどこまでもドリーミーでメランコリックな世界観から一歩引いたような、地に足の着いた土臭さをも感じるロック・アルバムです。融解する二人の声とタイトなバンド・サウンドのハーモニーに、新たな陶酔を覚えます」
ホリエアツシ(ストレイテナー/ent)
「LOWなどに代表されるスロウコア、サッドコアの重鎮ラルトラの久し振りの新作。と にかくソングライティング、楽曲そのものの出来が素晴らしい。柔らかく丁寧に音を一つ一つ紡いで作り上げられた今作は、この5年の空白を補って余りある傑作であ る」
木下理樹(ART-SCHOOL)
「L'Altraの新譜が素晴らしすぎる! 個人的には2010年のベスト10、いや、ベスト5級です!初めて聴いた時、3回泣きました。感受性の豊かな人なら、きっともっと泣いてしまうはずです。それほどまでに深く、悲しく、痛々しくも美しい最高傑作の誕生です!」
片岡 壮(『YES』『THE RAY』編集長)