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イリノイ州シャンペーンにて活動するクァルテット。00年代初頭に、Kindercoreに所属していたMaseratiと、Parasolに所属していたAbsinthe Blindのメンバーであったトリスタン・レイトを中心に結成。初期の名前やメンバーが流動的な時期を経て、2004年よりトリスタン、エリン、ブレットのメンバーで、ヘッドライツとして活動を始める。Adam Schmittをプロデューサーに向かえ「The Enemies EP」を自主制作。Velocity GirlやLilysといった90年代のUSノイズ・ポップを00年代のエレクトロニクスで甦らせたようなそのサウンドが話題となり、ライヴと通販だけのリリースにもかかわらずソールドアウトとなる。その話題を聞きつけたPolyvinylと契約。2005年11月に「The Enemies EP」を再発する。2006年にカナダのThe Most Serene Republicとスプリット・シングルを出したあと、1stフル・アルバム『Kill Them with Kindness』をリリース。各音楽誌で絶賛を浴びる。2007年、Decibullyのニックと、地元の盟友Shipwreckのジョン・オーウェン(ギター)が加入し、5人組となる。2008年2月、2ndアルバム「Some Racing, Some Stopping」リリース。またPitchfork限定でDead OceansのThe Evangelicalsの「Skelton Man」のカヴァーを発表する(本盤にボーナストラックとして収録)。The Evangelicalsとのツアーを成功させる。同年12月、初のリミックス・アルバムをリリース。リミキサーには、The Album Leaf、Cale Parks(Aloha)、T.J。Lipple (Aloha)、Uzi & Ari、Jason Caddell (The Dismemberment Plan)、Via Satellite、Casiotone for the Painfully Alone、Son Luxといった豪華な面子が揃い話題となる。そして2009年、1月にリリースされたミニ・アルバム「Keep Your Friends and Loves Close. Keep the City You Call Home Closer」に続いて、3作目のフル・アルバムとなる『WILDLIFE』が到着。当初難航したレコーディング・セッションを経て、ジョンが脱退。4人組として再始動した初のアルバムとなる本作は、前作同様、ブレットによるホーム・レコーディングで制作された。さまざまな喪失があり、へヴィな状況ではあったが、そのことがトリスタンとエリンのソングライティングに深みを与え、また4人のバンドとしての結束を高め、結果、これまで以上に瑞々しく輝く歌達に結実している。60年代ポップスや90年代のギター・ポップが持つきらめきを、現代のセンスとフォーマットでヴィヴィッドに響かせることができる稀有なバンドであることを証明したこの傑作3rdアルバムで、遂に日本デビュー。