レコーディング、ミックスは渡部高士、マスタリングは木村健太郎(KIMKEN STUDIO)。ビジュアルアートはメンバーの旧友である助川誠(SKG株式会社 ブランディングデザイナー)。全面的な信頼をよせる渡部高士による的確なディレクションと大胆かつ独創的なミックスによってバンド史上もっとも豊かな表情とグルーヴを獲得したサウンドで、人間の美しさと愚かさ、人生の不可逆性とそれでも消えることのない希望をかつてなくストレートをうたった本作は、前作から10年以上の時がたち、年齢とともに様々な経験を重ねてたどり着いた、タラチネにとってのあらたな境地である。