2007年結成以来マイペースに活動を続けてきた京都の4人組。京都中のバンドやライヴハウスをはじめとした関係者から愛されながらも、デモCD-Rを3枚発表するのみで、公式なリリースがなかった彼ら、満を持して世に放つ、セルフ・タイトルの1stフル・アルバム。女性によるリズム隊が作り出すグルーヴや、艶やかな2本のギターの絡みからは、ヴェルヴェット・チルドレンとも言うべきUSインディー直系の蒼い匂いを放ちつつ、Vo.キヌガサの甲高い声から放たれる日本語詞が強烈な違和感を醸成し、凡百のギター・ポップ・バンドと一線も二線も画す存在たらしめ、時にアート・パンク・バンドとも評される。そんなバンドの最高な箇所を最高な形で捉えた最高なデビュー・アルバム。
Archive for 10月, 2014
my letter
水曜日, 10月 8th, 2014my letter
水曜日, 10月 8th, 2014女性によるリズム隊が作り出すグルーヴや、艶やかな2本のギターの絡みからは、ヴェルヴェット・チルドレンとも言うべきUSインディー直系の蒼い匂いを放ちつつ、Vo.キヌガサの甲高い声から放たれる日本語詞が強烈な違和感を醸成し、凡百のギター・ポップ・バンドと一線も二線も画す存在たらしめ、時にアート・パンク・バンドとも評される。2007年、同じ大学の軽音楽部に所属するメンバーで結成。京都のライヴハウスを中心に活動。2012年秋に創設メンバーであるGt.フジイが脱退、新メンバーまつもとが加入。2014年1月、スウェーデンのMARCHING BANDと共演。メンバーに絶賛され、その演奏シーンが彼らのMVにも使用される。2014年12月、結成から7年を経て初の全国流通公式音源となる1stアルバム『my letter』リリース。リードトラック「アメリカ」が各地でパワープレイになるなど、大絶賛を浴びる。国内勢では、オワリカラ、Hello Hawk、bed、CARD、SuiseiNoboAz、the mornings、toddle、moools、チームマモル(nhhmbase)、Taiko Super Kicks、水中図鑑らと対バン、海外勢ではUSのOWENや+/- {PLUS/MINUS}、YOUNG STATUES、前述のMARCHING BAND、UKのDELTA SLEEPのオープニングを務め、各バンドやそのファンを虜にするなど、洋楽との親和性も高い。2015年10月、ボロフェスタ出演をもって、Dr.のキャシーが脱退。以後、サポートを迎えて活動を続ける。同年11月、金沢のnoidとともに、初のアナログとなるスプリット7インチをリリース。
MINERAL Japan Tour 2015
金曜日, 10月 3rd, 201490年代半ばに登場し、Jimmy Eat WorldやChristie Front Drive、
Sensefieldらとともに、EMOと呼ばれるようになるシーンを作り上げるも、
たった数枚の7インチと、2枚のアルバムだけを残して解散。
その後もフォロワーが後を絶たず、レジェンドと化したテキサスの4人組、Mineral。
解散から16年の月日が流れた2014年の4月、再結成を発表!
9月からUS、EU~UKと回り、2015年2月、遂に日本の地を踏みます!
精力的なワールド・ツアーをこなしてきたその足でそのまま来日するので、
脂の乗り切った演奏をお楽しみ頂けることでしょう!
しかも2月に来るということは、あの曲も聴けるかも…?!
ハンカチをご用意してお待ちください!
OWEN / OTHER PEOPLE’S SONGS
木曜日, 10月 2nd, 2014シカゴのEMO〜ポストロック・シーンの、もはや重鎮的な存在であるOWEN=マイク・キンセラ。8作目となる本作は、タイトル通り、初の全曲カヴァー・ アルバム。とはいえ安易な企画盤では全くない。盟友プロミス・リングの名曲をはじめ、そのセレクトは実に“らしく”ニヤッとさせられる。プロダクション は、オリジナル・アルバム以上の繊細さで作り込まれているし、数々の名曲が、OWENの“あの声”で唄われることによって、OWENの曲になってしまう、 そんなマイクの唄心の強靭さを改めて確認することができる、貴重な作品となっている。近年はTheir/They’re/Thereの結成やCap’n Jazz、Owlsの再結成で、ドラマーとしての再評価されているマイクであるが、本作ではシンガーとしての魅力が存分に堪能できる。そして、OWEN ファンが、ここからまた音楽の幅広さ、奥深さを追求していけるきっかけ、指針となるようなアルバムであるとも言える。