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BOY IN STATIC
ボーイ・イン・スタティック


ボストン出身のシンガー・ソングライターである台湾系アメリカ人アレクサンダー(アレックス)・チェンと、同じくボストン出身のドラマーである日系アメリカ人ケンジ・ロスによるデュオ。2004年にアレックスのソロ・ユニットとして1stアルバム『Newborn』でデビュー。ラップトップ、ギター、シンセ、ストリングスなどを全て独りでこなすホームレコーディング作ながら、その類まれなるセンスが、ドイツのThe Notwistを唸らせ、弱冠23歳が初めて作ったデモ3曲で、彼らが運営するレーベルAlien Transistorからのリリースを決め、大きな話題となり、ここ日本でも、輸入盤のみにもかかわらず、専門店を中心に驚異的な売り上げを記録した。Boy In Staticを始めるまでは、人前でバンド演奏をしたことがないという彼が、2005年には、The Notwistや、西海岸アンダーグラウンド・ヒップホップ界の雄Themselvesのメンバーで結成された13 & Godとヨーロッパとアメリカを共にツアーするという偉業を成し遂げる。そして2006年、Alien Transistorを離れ、Mush/& recordsに移籍し、2ndアルバム『ヴァイオレット』(YOUTH-010)をリリース。スロウダイヴやマジー・スターなどに影響を受けたシューゲイズ・サウンド、The Notwistや13 & Godなどに学んだエレクトロニクスとの自由な戯れ、幼少の頃から学んできたピアノやストリングスのオーケストラルな絡み、そしてそれらを全て優しく包み込む唄声が全編に溢れた傑作に。このアルバムを引っさげ、リンビック・システム、4 bonjour’s partiesとともに日本ツアーを敢行。そのツアーにもサポートとして参加していたケンジが、2008年より正式にメンバーとして加入。デュオとなる。そして2人体制となって初めてのレコーディング作となるのが本作。コーネリアスやハー・スペース・ホリデイらがそうであるように、アレックス=ボーイ・イン・スタティックだという認識であったファンは大いに驚いたが、さらに驚くのはこのサウンドであろう。BISのサウンドを表現するのにこれまではシューゲイザーというタームがよく使われていたが、彼らはもはや足元など見つめていない。ケンジだけでなく、ハー・スペース・ホリデイやウルリッヒ・シュナウスらもゲストに迎えて制作された本作には、これまでにないポジティヴさや開放感、そして眩しいばかりのポップネスに満ち溢れている。何度も聴くにつれ、最初の驚きや戸惑いが、大きな喜びに変わっている。そんな素敵な快作となった。日本盤には、アルバムに先行して本国で配信のみリリースされるデジタル・シングル「Young San Francisco」のカップリングとして収録されたリミックス3曲と、日本盤のみのオリジナル・リミックス3曲の、計6曲もの豪華リミキサー陣によるボーナストラックが収録される。

 

CATALOG

&060 CANDY CIGARETTE

&030 VIOLET

 

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